Liquidty ~リクイデティって何?~ Impermanent Loss 変動損失とは
Liquidtyとは
こちらで説明しきれていなかったLiquidty.
非常に理解しづらかったと思いますのでまずLiquidtyについて説明いたします。
等価でまずは合体させる
2つの通貨を合体させた状態にします。
その合体させる時点で同価値になるように半分半分で合体します。
例:1BTC = 100USDTの場合 (USDTは常に1ドルと仮定します)
1BTCと100USDTを合体させます。2BTCの場合は200USDTと合体させます。
合体させたあとの値動きは
では合体させた後の動きを説明いたします。
合体させたもの1つ目の価値をA 、2つ目の価値をBとすると
A x B = C(このCが固定されます)
ここでも1BTC=100USDTとして説明いたします。
最初に合体させたときには1BTC=100USDTで合体させました。
そして1BTCが200ドルになったとします。
すると、合体させたものは 0.5BTCと200USDTになります。
では、1BTCが50ドルになったとしましょう。
すると、合体させたものは 2BTCと50USDTになります。
USDTは1ドルで変動しないものとしてわかりやすいですが、これはどちらが値動いても同じ動作をします。そのため、いわゆるステーブルコイン以外の場合は頭の中の計算が追いつきません笑
これは合体させている間は常に動き続けており、分解するまでは合体させたときのCが固定された状態でどちらの通貨量が変動してきます。
Impermanent Loss (変動損失)
変動損失とは
DeFiの預けているときに発生する損失です。
端的にいうと合体させずに持ってた時との差です。
また1BTC=100USDTとして説明いたします。
最初に合体させたときには10BTC=1000USDTで合体させました。
そして預けました。
預けた先には100BTCと10000USDT合計であるとすると。
つまり全体の10%を持ってます。
そして1BTCが200ドルになったとします。
この時世の中の値段が即座に反映されてるのではなくあくまで、この預けた先のやりとりによって値段が近づいていきます。
そのためその差を利用して利益を得ようとする人が取引することでプールの中の総量が変動します。
そうこうしてる間にプールの中の量が70BTCと14000USDTになりました。
この時に分解すると10%分もらえるので
7BTCと1400USDTもらえることになります。
これを分解したときにお金に換えれば
7BTC =1400ドル
1400USDT =1400ドル
合計2800ドル
もともと2000ドル預けていたので800ドル利益を得られました。
ここででてくるのが変動損失です。
では、合体させなかったときいくらになったかというと
10BTC = 2000ドル
1000USDT = 1000ドル
合計3000ドル
つまり、じつは預けていなかった場合は200ドル多く利益は出ていることになります。
この200ドルが変動損失に当たります。
一方で、これは完全に預けていることよってもらう報酬を無視しています!
つまり預けている間に200ドル損してしまったかもしれないが、200ドル以上の報酬をもらっていることがあるということです。
ちなみにこれは分解させるまでは損失が確定しません。
そのため、プールの量と比率は日々変動するため預けた時との値段差が元に戻れば元通りになります。
どのくらいの損失がでるかは以下だそうです。
バイナンスの引用
- 1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失
- 1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失
- 1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失
- 2倍の価格変動 = 5.7%の損失
- 3倍の価格変動 = 13.4%の損失
- 4倍の価格変動 = 20.0%の損失
- 5倍の価格変動 = 25.5%の損失
基本的には、預けているときにもらう報酬のほうが多いケースがほとんどなため理解だけはしておくと分解するタイミングがつかめると思います。
LIquidtyとImpermanent Loss
- リクイデティは合体させたもの
- Impermanent Loss は預けてなかったときとの差額で分解しないと確定しない
- 預けている間の報酬が高いのが一般的
読んでいただきありがとうございました。
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